バナナで組織培養
「の」じゃなくて「で」なんです。
バナナ「の」組織培養の場合、MS + BA 10ppm + 15% CW + ショ糖 2% +ジェランガム0.2% (pH5.6)なんて培地で行われるらしいです。根塊部を5mmくらいにスライスしたものを植えると1ヶ月くらいで芽が出てくるらしいです。
一方、バナナ「で」組織培養ということは、バナナが培地だってことです。さて、いったいバナナをどんな風に培地にするのでしょうか、いったい何を培養するためのものなのでしょうか?
植物の組織培養にはいろいろな組成の培地が用いられます。上記の例だとMS培地が基本になっています。MS培地は次のような成分を混ぜてつくります。
ショ糖:30g/l(3%) |
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これだけでも育つのですが、やはり育ちが悪いそうで、最初のバナナの組織培養の培地にはCW(ココナッツウォーター)が添加してあります。
こんな風に化学物質だけよりも天然物を混ぜたほうがよく育つようです。なんかほっとしますよね。
さらに、アマチュア組織培養家の間ではこんなややこしい培地を作るのは大変なので、液体肥料に使う「ハイポネックス」を利用した培地が使われています。
一番単純なハイポネックス培地
ハイポネックス (6.5-6-19) 2.5〜3g
寒天 5〜10g
砂糖 20g
水道水1リットルに溶かして固める
これです。
でもこれだと、NPKが主体になった組成で、その他の成分が十分でないので、用途によっては育ちが悪くなります。そこでその欠点を補うためにわれらがバナナの絞り汁が加えられています。
ハイポネックス+バナナ培地(例)
ハイポネックス (6.5-6-19) 2.5〜3g
寒天 5〜10g
バナナの絞り汁 30g
砂糖 20g
1リットルに溶かして固める
ハイポネックス培地は簡単に作れますし、バナナの絞り汁を加えると、もしかしたらMS培地の性能を超えているかもしれません。
もちろん、MS培地にバナナが加えられることもあります。実はバナナや上記のココナツだけではなくジャガイモやかぼちゃなんかも利用されるようです。
バナナの組織培養には、ココナツよりもやっぱりバナナのほうが良く育つのではないかなと思うのは私だけでしょうか?バナナにはバナナが欲しがる成分が全部入ってそうですよね。なんか、共食いみたいですが。
私も時間を見つけて、ぜひ共食い培養をやってみたいと思っています。台湾バナナの苗とか簡単に出来たりして。(ホルモンがいるのでそこら辺がネックですが)
(なぐりがきでスミマセン、時間があればもう少しまとめます)