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花譜 巻之下 草
芭蕉 草中のいと大なるもの也。廣庭にうふべし。春の末に葉を生ず。
秋にいたりてやむ。巻葉ひらけてのぶれば、又新巻あとより生ず。
張子厚芭蕉の詩、吟玩すべし。其根くき常にありて、年を経て大也。
毎年根より子を生ず。花さく事まれ也。花黄なり。
和俗これを優曇華といふよし、東鑑にみえたり。
花譜は貝原益軒が書いたもので元禄7年(1694)に発行されたもので、さまざまな植物の栽培方法などが書かれていて、300年前にはどのような花が植えられていたのかを知る重要な資料。
貝原益軒は「養生訓」や「筑前国続風土記」の著者でもある。
また、彼の著書「大和本草」にも芭蕉について同様の記載がある。(写真)

「本草隰草に戴す軟地にうえて繁りやすし」の文字もみえる。